水槽内で優雅に泳ぎまわる魚たちを見ていると、疲れを忘れてしまうほど癒やされます。生き物を飼育する楽しさはもちろんですが、観賞する楽しみが大きいのです。水槽内の美化で悩みの種となるのが「コケ」の存在です。ちゃんと管理しているはずなのに、気づくといつの間にか水槽の壁面や水草などに付着していることもあります。「コケ」が発生する原因と、そのクリーニング方法をご紹介します。
こんなときには大量発生してしまう可能性も!
まず、水替えの頻度が適当でない場合、つまり水替えと水槽清掃の回数が少ないことが原因でコケが発生してしまうことがあります。しかし、キレイに清掃を行っていても次のようなことが原因でコケが大量に発生してしまうこともあります。
●水槽に照明を当てる時間が長すぎたり、直射日光が当たる場所に水槽を配置していませんか?
直射日光の強い光はコケの成長の原因となります。また、水草を入れている水槽は、どうしても照明を当てる必要がありますが、長時間の照射が原因となってコケが育ってしまう可能性も高くなります。
●魚たちにエサを与えすぎていませんか?
魚たちが食べきれないほどのエサを水槽に入れてしまうと、水槽内に残ったエサが過剰な栄養分となってコケが育ちます。また、エサをたくさん食べた魚たちは排泄物の量も増えるはずですが、それに含まれる硝酸塩も栄養素としてコケの成長を助けます。
●ろ過フィルターが目詰まりしていませんか?
水槽内の水質を清潔に保つろ過フィルターは、水中に残ったエサの残りや排泄物をしっかり除去、分解してくれます。また、金魚飼育などに使用する水道水には、コケの栄養となるケイ酸が含まれています。ろ過フィルターが目詰まりによって正常に動いていない場合は、これらの残留量が多くなりますので水質のキレイさを保つのが難しくなります。
コケの清掃方法
水槽壁面に付着したコケはスポンジを使用することが基本で、メラミンスポンジを使用する方も多いです。
磁石の力を利用して壁面にスポンジをくっつけて水槽内に手を入れずに洗える「マグネットクリーナー」などもあります。しつこいコケには、専用クロスやヘラなどを使用するのもおすすめです。ヘラではなく、古いカードやアクリル製定規なども代用できます。流木や石に付着したコケは、取り出して熱湯や酢でコケを枯らしてしまうのが効果的です。また、水草に付着したしつこいコケは思い切ってその部分を切ってしまうのも一つの方法です。
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