メダカを飼育されている方はたくさんいますが、メダカだけだと何となく物足りなく感じてきます。他の生き物と一緒に飼育すれば、水槽の中が賑やかになって飼育するのが楽しくなります。そこで、メダカと一緒に飼育できる生き物をご紹介したいと思います。

■ミナミヌマエビ

ミナミヌマエビは淡水に生息する日本固有種の小さなエビです。体長は2～3cmなのでメダカと同じくらいのサイズです。寿命は約1年ですが水草があれば自然繁殖します。雑食性で水槽内のコケやエサの食べ残しを食べるので、掃除係のような役割をしてくれます。
まれにメダカの卵や稚魚を襲うことがあるので、水草を多めに入れて卵と稚魚を隠す場所を作ってあげる必要があります。ミナミヌマエビは水温の変化に敏感で水温が30℃近くになると弱ってしまうので、温度管理に気をつけながら飼育しましょう。

■コリドラス

コリドラスは体長6cmほどある小型のナマズで、熱帯魚として人気があります。主に水底を泳いでいて、底にある微生物や有機物を食べています。水槽の掃除係として飼う方も多いですが、様々な色のコリドラスがいるので、観賞用としても十分楽しめます。メダカよりも少し体が大きいですが、とても温厚な性格なのでメダカを襲う心配はありません。
ただ、コリドラスは南米原産の熱帯魚なので、冬季はヒーターやサーモスタットなどの保温器具が必要になります。

■アカヒレ

アカヒレは中国が原産のコイの仲間です。メダカとほぼ同じサイズで、熱帯魚のように色がキレイです。寒さに強く、とても丈夫で飼育しやすい魚ですが、定期的に水換えをしてキレイな水で飼育することが大切です。エサはメダカと同じエサを食べます。ミナミヌマエビと同様に水草があると自然繁殖することがあります。

メダカと他の生き物を一緒に飼育すると様々な行動が観察できて面白いので、飼育に慣れてきた頃、一緒に飼育できる熱帯魚やエビを混泳させてみてはいかがでしょうか。
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